まずは、puppy linux 。いままで さんざん勧めながら、backup/resotore にしか使っていなかった。ちょっと具合の悪いところを直しながら使ってみたいと思う。
まず、使いにくいと感じるのは、シングルクリック。2 つ起動してしまったりして ...
これは、ファイラー(ROX-filer) を立ち上げ、ファイルアイコンの隙間を右クリックしてメニューを出し、オプション設定で、ダイアログを出す。そのダイアログの ファイラーウィンドウ、ピンボードのところに、シングルクリックで操作する/開く というチェックボックスがあるので、外すことで ダブルクリックに変更できる。
で次、端末 Window (urxvt)で、vi(e3vi) を使うことが多いのだが ... なんか全然だめ。vim でないと死にそう。
しょうがないので、vinelinux(4.2) から /etc/vim/vimrc と /usr/bin/vim.normal を持ってきて使う。( /etc/profile で e3vi を vi に alias しているので、外し vim.normal を vi に変更。)
端末ソフトは、urxvt を使うと... なんかゴミが残って見難い。設定ファイルなどで漢字を見る必要はないから 普通は console(rxvt) を使えば良いみたいだ。
追記: vine の 等幅フォント VLゴシック VL-Gothic-Regular.ttf を取ってきてインストールしてみた。( /usr/X11R7/lib/X11/fonts/TTF にコピーして、mkfontdir, mkfontscale を実行。)
.Xdefaults の設定を次のようにして使ってみることにした。
URxvt.font: xft:vl gothic:size=10:antialias=ture
URxvt.boldFont: xft:vl gothic:bold:size=10:antialias=ture
URxvt.italicFont: xft:vl gothic:italic:size=10:antialias=ture
次に キーボードの設定。いつも CAPS は使わない。CAPS も 左Ctrlにしたいのだがどうしたら良いのか?
Xではなく、コンソールなら /usr/share/kbd/keymaps/i386/qwerty/jp106.map があるので、これを jp106cc.map とか適当な名前でコピーして編集すればよい。そしてこのファイル名を、/etc/keymap で指定する。
X の場合は? 一応できたものの実にややこしい。
まずは、/etc/X11/xorg.conf の jp106 のところを jp106cc にする。こうすると xorg という Rule に jp106cc というモデルを追加しなければならない。
まず、/etc/X11/xkb/rules/xorg を編集。xfree(jp106) の次の行に xfree(jp106cc) を追加。
次に、/etc/X11/xkb/keymap/xfree86 を編集。jp106 という xkb_keymap が定義されているので、まねして jp106cc を作る。
で、include jp(jp106) というのがあるので、これを jpcc(jp106cc) に変更。
最後に /etc/X11/xkb/symbols/pc/jp というファイルを jpcc に コピーして、エントリを jp106 → jp106cc に書き換え <CAPS>定義を Conrol_L に変更(2ヶ所)。
面倒なら名前を定義しなおさないで、jp ファイルを直接変更しても良い。
- 書いた後で気が付いたのだが... _ が入力できない。vine からコピった xev で調べると、keycode = 211 で NoSymbol 。ついでに他のキーを調べてみると ... FN+F1(サスペンド) が 223 で NoSymbol。FN+F2 〜 FN+F9 はキーが上がってこない (期待どおり機能している?)
で、jp106 に戻すとちゃんと入力できる。
どうも上のやりかたではダメらしい。面倒なので、いったん全部戻して ...
/etc/X11/xkb/keycodes/xfree86 で、<CAPS>の行をコメントして、<RCTL>のところを 66 にした。これで Caps が Control_R になる。
これでまぁなんとか... といいたいのだが 800x480 の画面はとても狭い。なんとかならないものか?
eeePC 701SD-X は、デフォルトで EeePC Tray Utility というのが動いていて、1024x768 を 800x480 に表示できる圧縮モードというのが使える。それに加えて AsTray Plus というツールを入れると、1024x600 の 圧縮表示ができるようになる。
1024x600 の 圧縮表示は、アスペクト比も(ほとんど)変わらないし 字も小さくなるもののひどく読み難いという程でもなく、実にいい。
これをなんとかして、puppy でやりたいのだが ... いったいどうしたらよいのだろう?
ちょっとググった感じでは、xrandr ? 915resolution ? 両方とも入っているが ...
おまけ :
ガセガジェッター: PuppyでSpeedStepという記事を発見。ファンをあまり回したくないので、設定しようと思う。
- メモ:
ちなみに、/proc/acpi/processor/CPU1/throttling を見ると、クロックを 12% 〜 100% まで 8 段階に変えることができるように見える。eeeXubuntu では、p4-clockmod を使って 337MHz 〜 900Mhz まで変えているみたい。
Windows のユーティリテイ SuperHybridEngine では、FSB とかメモリクロック(クロックソースそのもの?) を変えていて、全体の消費電力を抑えるようにしている。 ACPI で、そこまでするのは無理そう。
あと、サスペンドとHWアクセラレーションも有用。
urxvt の 再描画も明らかに早くなったし、acpitool-0.5.pet のインストールで サスペンドもできるようになった。
AsTray Plus のように 800x480 にしたい。いったいどうすれば良いのだろう?
1024x600 を縮小した表示をみると、文字がぼやけているように見える。-- まさに、800x480 のエリアに テクスチャーを張ったような感じ。
いろいろググっていくと "Render Scaling" というキーワードが見つかった。で、それをサポートしている ドライバは IEGD (Intel Embedded Graphics Drivers)というものらしい。
このドライバの最新版は、9.0.2 。インテルのサイトからダウンロードできるようなのだが、... その先がよくわからない。Linux を指定してダウンロードしても、93 MB もの exe ファイルをダウンロードしてしまう。
これを実行すると、展開して なにかインストールされる。そこを見ていくと、IEGD_9_0_2_Linux.tgz とかいうファイルが見つかる。これが目指すものらしい。それを展開すると、Xorg-X11R7.X に対応したバイナリ(.so) とか、カーネルのパッチが見つかる。
カーネルのパッチは、agpgart に対するものと 追加のドライバーである iegd.ko 。で、ここで困ってしまう。カーネルのビルド環境がないと無理。... まだ、puppy と eeeXubuntu をインストールしただけで、ビルド環境など用意できていない。なんとか 縮小表示ができるようにしたいのだが、長期戦になりそうだ。
追記:
701 4G-X の FSB 制御ができているらしい eeectl(0.2.4)があってソースコードも公開されている。見てみたのだが、dciio driver というものが バイナリなので、肝心なところは分からなかった。
Linux でこれに相当するのが、eeepc-linuxというカーネルモジュールらしい。701 4G-X用なので 701SD-X では動かしたらマズそうなのだが、参考にはなりそう。もともとは、FSB を 900MHz にオーバクロックするもの。だが、701SD-X では 900Mhz から クロックダウンして消費電力が抑えられると嬉しい。
あと、eeeXubuntu についてなにも知らなかったのだが、gcc と カーネルヘッダーが 最初からインストールされているようだ。
これなら、モジュールは作れる。