2009年05月21日

SmartQ 5 に ログイン

SmartQ 5 に USB NIC をつなげて ログインできるようにしてみた。

1. USB HOSTを使う


SmartQ 5 には miniB のコネクタが付いていて、PC と接続して 内蔵 SD カードを Removable Disk として使うことができる。

で、このコネクタを 使って USB HOST としても使えるのだが ソフトで切り替えなければならない。

デスクトップを一旦タップして、電源ボタンを 押すと、SysSettings メニューが出るので、

Enable BlueTooth and USB Host (Close mode of Removable Disk)

を押して、BlueTooth のマークのメニュー

Enable Removable Disk (Close mode of BlueTooth and USB Host)

に切り替える。

これをした後 USB の装置を接続。USB LANアダプタ BUFFALO LUA2-TX を接続すると、eth1 として認識されるので、

ifconfig eth1 192.168.XXX.XXX netmask 255.255.255.255 up

とかすれば、ping は通るようになる。(以下 XXX.XXX の XXX は 数字)

それは良いのだが、しばらくすると 勝手にサスペンドしてしまう。サンスペンドしたら復帰後 再度 ifconfig しなおさないといけない。すばやく再接続ことで、コネクションは切れないけど.. どきっとする。あと、一号機は RTC が動いていないので、サスペンドしたら時間が遅れるという問題もある。

勝手にサスペンドしないように設定すれば、この 2 つの問題は解決する。それをするには...

右上の電球みたいなマークが、電源管理。これをタップして、出てくるパネル最下の 没置 をタップし、休眠閑置時間のバーを 右端までもっていき 不休眠 にする。

2. telnet で login



SmartQ には、/usr/sbin/in.telnetd と /usr/sbin/inetd が入っている。まずはこれを使えるようにしてみよう。

最初に Run メニューで

sudo rxvt

あとの作業はすべて rxvt ですることにする。

  • 2-1. /etc/init.d/openbsd-inetd の編集
    15 行目に

    if [ x"($cat /proc/cmdline | grep factory)" = x"" ]; then exit 0; fi

    という行が入っているのでこれをコメントアウト

  • 2-2. /etc/hosts.allow /etc/hosts.deny の 編集

    次のように編集
    hosts.allow :

    ALL : 127.0.0.1
    ALL : 192.168.XXX.0/255.255.255.0

    hosts.deny :

    ALL : ALL

  • 2-3. inted の起動

    # /etc/init.d/openbsd-inetd start

    で、inetd を起動する。次からは自動で 起動するので、手動はこの 1 回のみ。

  • 2-4. localhost での確認


    # telnet localhost

    で、login: が出るか確認

    Handhelds 8.04
    mojo login:

    が出力されれば OK 。ただし、ユーザを設定していないので login できない。

  • 2-5. login するための ユーザを作成。


    # adduser abc

    まずはパスワードを入力、あといろいろ聞かれるが 、最後のあっているかどうか聞かれるところまで ENTER で良い。(あと abc は 任意のユーザ名)

    で、再度 telnet localhost で 確認。OK なら 一旦 exit して、sudo できるように設定。

  • 2-6. /etc/sudoers の編集

    user の行をコピーして つぎのように追加
     
    abc ALL=NOPASSWD: ALL


    再度 telnet localhost で login して、

    sudo su -

    ができれば OK 。

  • 2-7. 外部から login できるか確認。

    ホストの PC から ping できれば、次に telnet 出来るか確認してみる。出来ないとすれば、/etc/hosts.allow が間違っている可能性大。


3. メモ


とりあえずこれで telnet できるようにはなった。これで作業そのものや 作業のログを取るのがすごく便利になる。

ファイルのコピーとか 出来ないので まだまだ不便なのだが、それは別途ということにして、いくつか作業したことを書いてみる。

  • localtime

    login すると、時刻が CST になっていることに気が付く。

    # cat /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo > /etc/localtime

    とすることで、JST になる。

  • LANG の設定

    telnet すると端末にもよるが、en_US.UTF-8 では困ることも出てくる。

    # export LANG=C

    とした方が良い場合もある。

  • CPU クロックの確認と変更


    # cat /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_cur_freq

    で今のクロックが確認できる。scaling_max_freq , scaling_max_freq は 使用状況にあわせて動的に変更する上限と下限。

    これを同じ値に設定することで、固定にできるわけだ。

    echo 667000 > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_max_freq
    echo 667000 > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_min_freq

    とすることで、最高速 の 667 MHz 固定にできるし、667000 のかわりに 1000000 とすることで、通常時のクロック 100Mhz にできる。

    ちなみに、本当にそのクロックなのか確かめるには、/proc/cpuinfo の BogoMips を確認するのが良い。

  • CPU の実力を測定

    以前 使った dhrystone で比較してみる。

    SmartQ5 (ARM S3C6410 100 MHz) 218340 (gcc-4.3.2)
    SmartQ5 (ARM S3C6410 667 MHz) 877192 (gcc-4.3.2)

    LS-XHL (ARM Sheeva 1.2GHZ) 1519756 (gcc-4.1.2)
    LS-GL (ARM ORION5 400 MHz) 431778 (gcc-4.1.1)
    kurobox/HG (PPC MPC8241 266MHz) 687757 (gcc-3.4.5)
    Pentium III 1GHz 2118644 (gcc-3.3.2)
    eeePC 701SD(Celeron-M 900MHz) 3318258 (gcc-4.3.2)


    実際のアプリではどう変わってくるのか? とりあえず bzip2 で手持ちのファイルの解凍を比較してみた。


    測定方法:
    # time bzip2 -d < ファイル > /dev/null
    で user time を比較


    結果

    SmartQ5 (ARM S3C6410 100 MHz) 807 秒
    SmartQ5 (ARM S3C6410 667 MHz) 323 秒

    kurobox/HG (PPC MPC8241 266MHz) 243 秒
    Pentium III 1GHz 108 秒


    ちょっとおどろいたことに、100MHz と 667 MHz の差が、4.01 倍から、2.49 倍まで縮まっている。それだけでなく、PPC 266 MHz に負けてしまっている。Pen III との比較でも、1/ 2.42 が 1/2.99 と差が開いている。この結果から言えることは、S3C6410 は、クロックを上げてもあまり速くならないということ。メモリのクロックは変わらないようだから、メモリアクセスが多いアプリほどそういう傾向があるはず。bzip2 が典型的なアプリとどれだけ違うのか分からないのだが、6.67 倍にクロックを上げても 2.5 倍しか速くならない というのは結構残念な結果だ。

    LS-XHL との比較もしてみたかったのだが、残念ながらいま使えない状況。いずれ測定してみる予定。
posted by すz at 12:34| Comment(0) | TrackBack(1) | SmartQ
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