2011年12月28日

JZ47XXの動画デコード

動画デコードがGPUの機能だと誤解している人が多そうなので、整理してみようかと思う。

Jz47xx は、PMP用に使われた JZ4755 の世代から 同じ能力の CPU を 2個積んでいる。1 つは 動画専用プロセッサとして使われていて、SMP ではない。

この CPU は、SIMD 命令を持っていて DCT/IDCT などの動画の処理が高速に出来るようになっている。ARM だと Cortex-A8 以降で NEON という命令群をサポートしているが、それと同じような機能だと考えて良い。

    細かいことを言うと SIMD命令 には、SIMD と SIMD2(JZ475X以降で追加) がある。これらをまとめて XMU(Xburst Multimedia Extension)命令 ということもある。これらの命令の詳細は公開されていないが、それを使った mplayer のソースコードは以下で公開されている。

    ftp://ftp.ingenic.cn/3sw/JZ4770/05mplayer/

    あと、Xburst の SIMD命令は、32bit を対象にする。NEON が 128bit を一気に処理できるのと比べると しょぼいのではあるが、命令が最適化されているのか 実用的なレベルになっている。

要するにほとんど CPU とそれが持つ SIMD命令 が 動画の処理をしているのだ。

ほとんどと書いたのは、他にも 動画用の機能があるため。ひとつは、IPU (Image Process Unit) と呼ばれるもの。これは、リサイズと 色空間の変換 をして フレームバッファに 画像を送り込む機能。回転はできない。

    GPU は、回転するときに使われるかも知れないのだが、メインの機能では関与しない(はず)

JZ4760 からは、CPU の中に bitstream をハンドリングする 機能が加わっている。詳細はよく分からないが、CABAC と呼ばれているようだ。

さて、VPU だが、上に書いた DCT/IDCT を含めていつかの機能しか持たない。

  • Motion compensation
  • Motion estimation
  • De-block
  • DCT/IDCT
  • Parser (JZ4760以降)

これで全部。Parser というのがよく分からないが、CABAC を使った 機能に思える。

JZ4770 は、CPU を 1GHz で動かすが、VPU は 500 MHz にクロックダウンしている。1080p のデコードではもはや フルスピードで動かす必要はないのだろう。


ファイル → Parser MC IDCT De-block 色空間変換  → LCD
   (bitstream処理) (YUV → RGB)

CPU/VPU CPU/VPU CPU/VPU CPU/VPU IPU     LCD-IF

図で書くとこんな感じ。VPU で出来ることは CPU でも出来る。どう分担するかは コード次第。

さて、JZ4770 の次の CPU として、Xburst1 の 40nm のプロセッサがある。(Roadmap) これには SMP の機能が追加されていることだけが 分かっている。VPU を汎用に使えるようにしたものだと思う。たぶん SMP として使う場合は、VPU は使えない。

    2012年1月発売予定の Aurora/Wizard は、Xburst1 の 40nm のプロセッサを使っているのではないかと思われるのだが、最初から SMP かどうかは分からない。

    対応するのは、結構大変だと思うのだ。最初は、VPU として使うようにして、あとで SMP 対応ファームウェアを出して来るような気がしている。

    あと、40 nm が 1.3 - 1.5 GHz となっているが、ちょっと 低いような。65nm の JZ4770 が 1.2 GHz までいけるなら 1.8 GHz 以上でも不思議はない。これも後で クロックアップするのかも。

追記: GPU の 解説 URL
posted by すz at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | android

2011年12月20日

novo7新機種

novo7 の新機種の情報が出ている。

ここを見ると

  • novo7 paladin (800x480) カメラ/HDMI出力なし Flash 8GB 499元
  • novo7 basic (800x480) Flash 8GB 599元
  • novo7 advanced II (800x480) RAM 1GB / 899元?
  • novo7 wizard (1024x600) RAM 1GB / 999元?
  • novo7 aurora (1024x600 IPS液晶) RAM 1GB / 1199元?

CPU は、全部 MIPS で android 4.0(ICS) , 静電タッチパネルなのも全部同じ。

    全部 MIPS というのは間違い。以下は、全部 MIPS の場合の考察

筐体は全部同じに見える。( 画面外のボタンが消えた? )

驚いたことに、日本では評判が良かった Allwinner A10 の機種が 消えて、全部 MIPS になっている。何故こういうことになったのか興味がある。あと、advanced II は 一体何が特徴なのか?

機種として興味があるのは、aurora かなぁ。値段次第だが... 100元刻みだと考えると 899元。これより安いことはないはず。 999元かも知れないが どっちかという気がする。

そうそう paladin は赤札天国で予約中で 7980円とのこと。カメラがむしろ邪魔な人には良いかも。

    追記 2011/12/27: 予約期間終了で、通常価格(9280円)になったようだ。499元だから 予約中は、16円/元 換算 で終了後は 18.6円/元 換算。まぁこんなものじゃないかな。

    ちなみに pandawill は、送料込み $ 109.99 (8776円)。

さて疑問と予想

Advance II とは?

    IPS液晶とは書いてないから CPU か メモリ が違うとしか思えない。4.0 になるとメモリを使うのかも知れないし 1GB のような気がするが、ひょっとすると 1.3 GHz とかクロックアップした 新CPU かも知れない。 従来の JZ4770 だったら 全機種同時発売でも良いぐらいだが、年内に発売されそうなのは、basic と paladin のみ。理由は CPU 待ちに思えてくる。

    1.3 GHz 新CPU + DDR3 1GB

    とりあえずこんな風に予想しておこう。ちなみに 1.3 G Hz の根拠は、年末に 1.3G Hz という噂を見たことがあるから。CPU名は予想できない。案外 JZ4770B だったりするかも。

なぜこんなことになったのか?

    JZ4770 のマシンは他社からも出ると思っていたのに ainol からしか出なかった。いま考えると、安かろう悪かろうになるのを避けるためにメーカーを絞ったような気がしている。

    alnol 側も CPU だけ違う 2 機種を 出すという変な 製品ラインナップだった。こちらも 今となっては、JZ4770 の販売テストみたいな感じがしてくる。で、テストに合格したのか? ... 日本では散々だったと思うが、中国本国では 売れたのだろうか?

    結果は知らないが、ainol は、MIPS にかけるようだ。そして新CPU も ainol が独占するのだろう。

    そんな関係なら、開発も ainol + Ingenic社 共同で行なっているはず。MIPS 社もからんでいるかも知れない。

    さて、MIPS にかけるという判断ができるための要素。

    MIPS では動かないアプリの問題が解決される見込みがなければ、MIPS only はリスクがありすぎる。よくわかっていないのだが、google がなんらかの手を売って x86/MIPS も 対応されるようになるのだろうか? そうであれば、MIPS だから不利ということにはならなくなってくる。結構 期待してしまう。

novo7 basic 1機種が出ただけで消える不安があったのだが、 JZ47xx の将来は 思っていたよりは明るいようだ。どう転ぶか分からないが、ここ一年で アプリの問題がなくなり、ある程度のシェアを獲得できれば 当面は安泰かも知れない。

    ... ここまで書いたところで、最初の リンク先 を見直すと、Allwinner A10 の機種があるかも知れないとのこと。

    もしそうならば、残念なことに、上の考察はハズレる可能性が高くなってくる。Aurora が A10 ならば、新CPU の可能性もない。もともと 予想に反して all MIPS らしい というのを前提にしている。前提が崩れるならハズレるのもやむなし。

    あと、Aurora は もうすぐ発表だそうだ。

何故 ainol は JZ4770 / Allwinner A10 の 2種類を 出すのか?

    2 種類出すとしても、このラインナップだと どれが A10 なのだろう?

    Advance2 が A10 なのは良いとして、1024x600 が IPS液晶 と IPS液晶でないの 2種類なのが引っかかる。
    それに IPS液晶 の 方が JZ4770 で 千元(999元?) という話もある。

    そうなると、IPS液晶 でない方もへたをすると JZ4770 の可能性が。

    普通に考えれば、paladin/basic のみ JZ4770 で あと A10 にした方が 短期的には有利だろう。でもそんな売り方すると JZ4770 の独占(or 優先)権は得られないような気も。

    IPS液晶でないほうが、A10 だとすると また微妙なことになる。いっそのこと両方 IPS液晶 なら すっきりするのだが ... 。

    本当に paladin/basic のみ JZ4770 という可能性もある。そうなれば Ingenic の立場はよほど弱いと 思わざるを得ず MIPS の将来は暗い。どうなるのか、かなり気になる。

    で、本題の疑問なのだが、ラインナップが FIX しないと良くはわからない。とりあえずは、Jz47xx の優先権をキープした上で リスク回避だと思っておこう。そうであれば、いずれリスク回避の必要がなくなれば MIPS only にするはず。そうなれば安泰だが、まったく逆の結果も可能性としてはあり得る。

新CPUはあり得るのか?

    あくまで希望的推測なのだが、あってもおかしくないと思っている。

    JZ4770 は 65nm プロセスなのだ。もう自分のところでは作っていないはずで、そうであれば ライバルの RockChip の 45nm プロセス(RK2918) と同じでないのが むしろ不自然。

    いずれは、45nm プロセスを採用するのは、ほぼ自明で 問題は時期。それが、新製品が出る今であっても不思議ではないだろう。

    年内 1.3 GHz という噂もあったので、大いに期待してみることにした。

    ところで、JZ4770 の独占(or 優先)権を得るための条件というものがあるはず。リスク回避のための A10 採用を許すにしても JZ4770より上位の機種を出すのを許すとは思えない。そう考えると IPS液晶でない方が A10 というのは納得できる。ただ、JZ4770 が最上位というのは、ラインナップとしてバランスが悪い。paladin のような 普及版以下の機種と同じCPU というのは やっぱり変。新CPU が(存在して)最上位に来ないと収まりが悪い。

1024x600 の 2機種が両方 MIPS かも

    この記事 には、

      Ainolは上記2機種のほか、Basicをベースに解像度1,024×600ピクセル(WSVGA)のIPS液晶にディスプレイをアップグレードした「NOVO 7 Wizard」、「NOVO 7 Aurora」の発売も予定しています。

    なんて書いてある。A10 を 期待していた人には、がっかりするような内容だが ... 1024x600タイプの基板が共通なら普通にあり得そう。

    まぁ MIPSは、ainol からしか出ないが、A10 は、他社から出るだろうし。

    それはともかく、2 機種ということは価格差が大きそう。200元差では済まないかも。一応 799元 , 999元が予想なんだが、どうなるのかな。

    さて、上位 2 機種とも MIPS なら 本当に ainol は、JZ47XX に社運をかけることになる。それが可能になる条件が成立したと考えられるから、将来は明るそうでなによりだ。

    ... 予想はこれぐらいにしておこう。年末か年明けぐらいに実際に発表されるだろうし。

Ingenic 社の Roadmap

    fun さんのコメントで、Roadmap が出ていることを知った。

    ここには、Xburst1 (2011年), Xburst2(2012年), Xburst3(2013年?) のロードマップが載っている。

    コメントには、適当なことを書いてしまったが、Xburst1 でも 65nm と 40nm があるような記載になっている。... となると Xburst2 は、2012年のいつかに出るもので、今回でる製品とは関係ない。

    Xburst1 40nm は、クロックが高くなるだけでなく、SMP が 新たに採用されるようだ。一時キャッシュも 2倍。たぶんこれが、Aurora/Wizard に採用されるのだろう。ただ、History で 2012年と書いてあるのがちょっと気にかかる。

      SMP は、今までVPU としてのみ使ってきた コアを 汎用に使えるようにしたものに思える。そうであれば、従来どおりの使い方もできるものかも知れない。Android としての製品は、SMP として使えるものになっていないかも。

      カーネルをはじめ対応するのは結構たいへんかもしれないし、あまり期待はしない方が無難かも知れない。

      追記: Ingenic 社は、CES (1/10 - 1/13) に参加するようだから そのときに NOVO新機種と合わせて 発表かな。それまでは、情報がなさそう。

    それとは、別に Xburst2 があるわけだが、結構すごいスペック。2命令同時実行+ 2スレッド +SMP 。64bit まで対応している。こんなのをいきなり設計できるとも思えないから、MIPS社のコアに切り替わるんじゃないかと思える。Ingenic 社というのは、低価格帯のみターゲットにしているイメージだったが、あまりに意欲的で驚いた。それとも 2012年は、これが低価格帯のコアなんだろうか?

    ところで、チップ(Soc)名 は、どうなるのだろう? Xburst1 が JZ47XX だとすると 40nm は、JZ4780 ? あと 65nm の方も JZ4770B になるような気がすこししている。

    さらに、Xburst2 は? JZ48XX のような ...

    予想をやめようと書いたのに、また書いてしまった。まぁ予想するのは、楽しいのだから仕方がない。

Novo7 Paladin の 仕様

    Novo7 Paladin がいろいろなところで売られていて、スペックとか がちゃんと出るようになった。
    例えば pandawill のスペックから 抜粋すると...

      Model Ainol Novo 7 Paladin

      Flash Don't support it right now, support HTML 5
      Android Market Yes
      Youtube Yes
      Skype Yes
      Language Czech, Danish, Dutch, English, Spanish, French, German, Greek, Italian, Japanese, Korean, Norwegian, Polish, Portuguese, Swedish, Turkish, Chinese

    こんな風に書いてある。

    一応マルチランゲージで Market もちゃんと入っているようだ。

    ちなみに、Flash は No と書いてあるが、他のレビューだと

      Flash: Support Flash 10.3

    となっているものもある。どちらが正解かはよく分からない。

    それはともかく、旧 basic 用の 正式 4.0 ファームウェアが出てくれば、私の CFW も晴れてお役御免だ。

    追記: ... と思ったのだが甘かったようだ。

    赤札天国から basic用のファームウェアが出ているのでインストールしてみたのだが ...

  • 4.0.1 ICS_MR0 eng.szhao.20111221.000803
  • Kernel Version 3.0.8
  • 多言語対応になっている。 .. のだが日本語がない。
  • 1.2 GHz クロックアップ版
  • microSD , 内蔵FLASH ともに、ファイルを転送するとハングアップ。

    1.0 GHz の paladin では、ハングアップしないなら、1.2 GHz の問題? 3.2 も出ているがこれはどうなんだろう?

ainol のすすめ

    最初の novo7 basic/advanced が出た時 basic を勧める理由は希薄だった。MIPS というハンデがある上に Allwinner A10 の方が 性能が若干上だったりしたからだ。だが、事情は変わりつつある。

    変わった事情というと

  • ICS 一番乗りなど MIPS の ファームウェアの開発に力を入れていることが明らかになった。
  • Ingenic JZ4770 を採用した機種が 他のメーカから出てこず、どうやら独占契約を結んでいるらしいことが分かった。
  • novo7 Wizard/Aurora という最上位機種が MIPS で、どうやら MIPS に社運をかけるらしいことがわかった。
  • Ingenic の Roadmap が出て、40 nm の 新 CPU のみならず、Xburst2 が予定されていることが分かった。

    相変わらず MIPS のアプリ事情は悪いのだが、ここまで力を入れるからには、良くなる見込みがあるのだろう。ひょっとするとそうはならないかも知れないのだが、『MIPS の アプリ対応が進む』と仮定しよう。

    MIPS と ARM の垣根が取っ払われてしまえば、ainol の MIPS 機を 勧める理由が出てくる。

  • コストパフォーマンス

    Paladin をはじめとして、現行はコストパフォーマンスはかなり良い。 Wizard/Aurora も 良いと期待できる。

    現時点のアプリ事情は悪いのだから、コストパフォーマンスが良くないと 相手にされないだろう。魅力はそれだけかというとそうではない。

  • (ファームウェアの)開発力

    ICS 一番乗りしたことからも分かるように、ainol +Ingenic の開発力は充実している。開発が終わったはずの JZ4770 についても 10bit の動画対応だとか、basic の 1.2 GHz 化とかいろいろやっている。
    開発力に差があれば、他の中華タブレットと比べて、ファームウェアの完成度で優位にたてるという期待ができる。

    中華タブレットの欠点は、開発力のなさだと感じている。だいたい、SoC メーカが出す ベースをカスタマイズして 終わりみたいな ... 。SoC メーカ自体がどれぐらい開発力があるかについてもちょっと怪しい。

    『MIPS の アプリ対応が進む』までは、コスパとこれぐらいしか、優位に立てる要素がないのだ。『MIPS の アプリ対応が進んだ』後は、これが優位として残る。... といいなぁ。

    2012年は、xburst1 の 新CPU 以外に xburst2 が予定されている。開発力が分散されてしまうと、思惑通りにならないかも知れない。これが、不安材料。

2012年の CPU

    ARM について言えば、Rockchip RK2918 と AllWinner A10 の 2つが、優勢だった。特に A10 は人気だった。これらは、両方共最新ではない Cortex-A8 コア。A10 が人気だったのは、動画再生能力や消費電力で優位だったから。

    2012 年になると Cortex-A9 Dual Core に切り替わるだろう。これらに対抗するのが xburst1 40nm ということになりそうだ。

    xburst1 だと Cortex-A8 コアに若干劣るぐらいの性能。SMP がちゃんと使えれば、周波数の差でなんとか対抗出来る感じ。問題は製品が出荷される時期だが、Rockchip / AllWinner には先んじるはずだ。

    xburst2 が 2012年中に出るかどうかは、怪しい。とりあえず、2013年早々だとだと思っておこう。 とい言ってもどうなるか予想できない。Allwinner なんて A10 が出るまで無名だったし。

    Ingenic にしても、JZ4770 が出るまで 低価格タブレットの一角を占めるなど予想できなかった。むしろ JZ4760 しか出せなかった時点で 終わったと思ったものだった。

追記: FREE WING さんとこの情報が更新

    かなり詳しく情報が載っている。

    ICS での日本語フォント インストール方法とか、要チェック。

    中でも気になったのは、不具合とファームウェアに関するもの。

      ●Novo7 Basic 問題発生

       P1) 画面が固まってハングアップ(死机)
       P2) 画面が乱れてハングアップ(花屏)
       P3) 画面の表面パネルの端が浮き上がる(翹屏)
       P4) タッチパネルの端を押すとギシギシ音がする(P3と関連)(響屏)

       NOVO7にはこの問題が多く発生しています。私の買った物も同様の問題が発生しました。
       P3と P4は「中華品質」と言う事で許容と言うか「納得」できますが、P1と P2は許容できないので新品交換をしようとしましたが、ファームの更新で改善出来る様なので様子見をします。とりあえず、現時点では安定した「製品」とは言えない感じです。

       その他にも掲示板などの情報では下記問題も多く出ているようです。
       P5) 液晶ドット抜け・常時点灯

       ※ この製品を扱う販売店はサポートが大変な感じがします。
       ※ その他、処理の負荷状況?で「キューキュー」鳴きます

      ●Novo7 Basic用の各種ファームウェア
      Froyo
       Android 2.2.1 2011/11/08版(最終版) ハングアップ多発

      HoneyComb
       Android 3.2 2011/11/25版 ハングアップ多発
       Android 3.2 2011/12/15版 ハングアップ改善?

      Ice Cream Sandwich ICS
       Android 4.0.1 2011/12/21版(初期提供版) ハングアップ改善?

    なんだか、まだまだな感じ。継続的に開発してくれるなら、まぁ許容できないことはないが...

新機種の価格

    android-sale.com でリストが出ている。

    http://android-sale.com/ainol-novo7-aurora-android-tablet.html
    http://android-sale.com/ainol-novo7-advanced-ii-7-inch-android-ics-tablet.html

    などを見るとCPU は、1.5GHz powerful processor なんてぼかして書いてある。

    とりあえず価格をチェック。

      paladin $90
      basic $100
      advanced II $150
      wizard $170
      aurora $200

    basic が、600元 だとすると aurora は 1200 元ということに。-- 赤札天国だと通常価格は 2万円超えそう。予約特価で 2万円を切る感じか。

    クラムシェルなら 決まった体勢で見るから IPS でなくとも良いのだが 、タブレットは IPS が欲しくなる。高くとも aurora か。

      もうちょっと安いような気もするが、大差はないだろう。たぶん、赤札天国の予約特価に釣られることになりそうだ。

    advanced II が 900 元? なんか高い。

    メモリが DDR3 1GB だそうだから多少高くなるのは良いとしても ... それでも Allwinner A10 では高すぎ。これにまで、1.5GHz powerful processor なんて書いてあるし、最初の予想通り MIPS ?

    ... といっても 液晶がグレードアップしてたりしないと、買うメリットなさそうだ。

    もし、MIPS なら、基板が共通とかの理由があるのだろう。そうなると従来機とは違う液晶を採用してもおかしくはない。

    もし MIPS でないなら、MIPS が失敗したときの押さえの機種? そうであれば、液晶を換装して aurora/wizard クラスをすぐ出せるようにしているに違いない。

    発売日(うわさ, FREE WING さんとこから)

    極光:1月15日 (aurora)
    精靈:1月15日 (wizard)
    巫師:1月15日 (なにこれ?)
    領先2:2月1日 (advanced II)

    3 機種が 1/15 ってことは、CES 発表待ちの機種ということだろう。
    そういえば 新型筐体の basic があったはず。それが、上記で Advanced II と書かれたやつで 巫師 では?

    そして 真の advanced II (Allwinner) は別にある ... とか。

    ところで、意味的には 巫師 == Wizard 。精靈 は Elf , Spirit あたり。

    まぁ 騎士が paladin になったから、どうなるか分からないが。

Ainovo の新機種 とか

    Ainovo ブランドから Swordman , Legend が出る。

    Swordmanは、Paradin タイプの筐体で、1024x600 の LCD 。さらに、フロントカメラと HDMI 出力がついたもの。

      よく見たら Paladin とは違う。Paladin は枠があるが、これはない。

    Legendは、Basic タイプの筐体で、1024x600 の IPS LCD 。あとスタンドがついている。

    この2つは、JZ4770 で CPU には変更ない。価格も あまり高くならないらしい。(Paladin/Basic に対してそれぞれ + 10-15 ドルとのこと)

    さらに FREE WING さんとこの情報では、Aurora 799元, Wizard 699 元, Advanced II , 599元で、いずれも Allwinner A10(?) とのこと。そして MIPS 機は、2月。

    いったいどういうこと? そして、同じ 7 インチでどれだけの機種が出ることになるのか?

    http://android-sale.com/?android_product_manufacturer=137

    の内容が変わっている。aurora/wizard が消えて swordman/legend になっている。advanced II はそのまま。basic は値上げ。

      paladin $90
      basic $100
      basic $110
      advanced II $150
      swardman $150
      legend $170
      wizard $170
      aurora $200


    ガセネタを元に 予約取っていたわけではないだろう。急遽予定が変わった?

    価格差から考察してみる。legend - basic が $60 。液晶しか違わないとすると IPS 液晶で +$60 。swardman - paladin も $60 だが、カメラ + HDMI コネクタ等が違う。IPS でなくとも 1024x600 の液晶は高い? .. そんなはずはないと思うんだが?

    swardman - basic としても $40 。swardman は割高なのか?

    aurora - legend が $30 。メモリ 1GB (+ 512MB) 分のみなら高すぎ。+ CPU のグレードアップ分でこんなものか?

2011 CES

    CES が始まったのだが ... Ingenic の情報が少ない。新CPU の発表はなし?

    Ingenic Semiconductor、MIPSベースXBurst搭載$120のAndroid 4.0タブレットを用意

    この記事ぐらい?

    $120 って何? swordman ぐらいしか該当しそうなものはないのだが ... basic のことだと萎える。

    ところで、Xburst の CPU (タブレット?) を 中国市場で100万ユニット/四半期 を目標にしているとのこと。

    ちょっと調べたのだが、タブレットは iPad を含め 150 万台/四半期 の市場規模だそうだ。実際は この倍ぐらいな気がするが ... それでも 100万ユニット/四半期 とは無謀な目標に見える。スマートフォンは 1000万台/四半期 以上だったと思うので これも含めれば 無謀とまでは言えなくなる。

    とは言えかなり大胆な計画のようだ。

Ainol から 公式記事が出ている

    http://www.ainol.com/plugin.php?identifier=ainol&module=article&action=info&articleid=414

    Ainol が公式の記事を出した。Advanced II / Wizard / Aurora とも Allwinner A10 (?)。

    全部 ボタンがなくなったタイプで swordman のような筐体。

    これで確定。

    Aurora 799元 も合っているかも知れない。これだけ安いと Advance 以上に評判が良くなりそう。といっても ICS だそうだから、ファームウェアの完成度が少々不安。

    Ingenic はどうした? 40 nm の CPU は? ひょっとして出せなかった?
    CPU 自体は作れても、カーネルが間に合わなかったという可能性もある。

    いずれにしても、チャンスを逃したのでは? これでどうやって 100万ユニット/四半期 を狙えるんだろう?

筐体のタイプ


    basic paladin swordman legend

    W 112 110 120 111
    H 187.5 176 189 187
    D 12 13.2 11.5 13

    ainovo でスペックは出ているのでサイズをチェックしてみた。

    basic をベースにして見ると paladin は幅が若干短く 縦は 10mm 以上小さい。
    legend は basic に近いが スタンドのためのスペースの分 暑みがある。
    あと paladin のみ枠がある。

    swordman が新タイプで、aurora とかと同じっぽい。幅が 結構増えている。
    あと このタイプはメクラ蓋が側面にない。裏面にもネジ穴らしきものが見えない。
    -- どうやって分解するのだろう?

    あと、swordman/legend は共にフロントカメラが 2.0MP 。たぶん aurora なども 同じだろう。

pandawill でも予約開始


           FreeShipping
    aurora $200
    elf $180 (旧 wizard ?)
    advanced II $140
    paladin $104 (参考)

    pandwill の場合 FreeShipping で送料が含まれている。android-sale.com とは違う。
    スペックは Allwinner A10 1.2 GHz 、aurora/elf は RAM 1GB 。

    paladin が 通常 $89 だとすれば、送料分は $25 ぐらいと見積もれる。

    とりあえずそう考えると 本体価格は aurora で $175 , elf が $155 , advanced II が $115 。思ったより高いものの aurora が 15600 円 ほどで入手できるのは確か。

新機種 FIX

    赤札天国でも 予約が始まり 新機種は 次のものに定まった。

    Allwinner A10:
  • novo7 advanced II (800x480) RAM ? 699 元?
  • novo7 wizard (1024x600) RAM 1GB 799 元?
  • novo7 aurora (1024x600 IPS液晶) RAM 1GB 999 元?

    Ingenic JZ4770(MIPS):
  • novo7 paradin (800x480) RAM 512MB 499元
  • novo7 swaordman (1024x600) RAM ? 
  • novo7 legend (1024x600 IPS液晶) RAM ? 

    生き残っている basic も含めると 7inch のみで 計 7 機種。そして 新 CPU は出なかった。

      Ingenic の計画では 2 世代分の CPU が 2012年になっているし、数ヶ月後にはさらに新機種が出るだろう。だが、しばらくは考えないでおこう。

    しかし、これほどの機種を出すのは、一体どういうことなのだろう?

    A10 の場合、筐体もメインボードも共通だから作るだけなら 設計コストはあまり増えない。色違いのモデルを出すのと同じ感覚だったりするのだろうか? swordman を追加するとしても メインボード分のみで済む。ファームウェアも既にベースがあるから、あまりコストが嵩まないと見ておこう。

    つまり、この 4 機種は、従来の basic/advance のような兄弟機。だが、paladin と legend はちょっと違う。それぞれ専用の筐体だ。paladin は、普及を狙った低価格機で数が出るんだろう。専用のデザインでも不思議ではない。

    不思議なのは、legend 。なんでこれだけ違うのだ?

    一見すると basic/advance と同じように見えるが、USB コネクタが付いていたり、スタンドが付いていたりして、メインボードも筐体も違う。

    どうも卓上に置いて キーボードやコントローラをつなぐような使い方を想定しているようだ。そういえば、basic/advance は持つところがなくて困ったのだが、もともと 卓上に置くのがメインだと想定していたのかも知れない。で、評判が悪かったので 一般的な形状の aurora タイプにした。一方で卓上での使い勝手を良くした legend も作った。 ... というところか。

    paladin は、持って使うのを追求した感じがする。枠は持ちやすくしている要素だし、幅が一番狭く 片手で掴むのにも向いている。

    一応、特徴を出そうとしているのは いずれも MIPS 機であり、未だ ainol は MIPS の方を向いている ... と思っておこう。

    ところで、aurora タイプ は、スマートになった代わりに メクラ蓋がなくなっている。はめ合わせ式?
    IPS液晶 や 1024x600 の液晶のほうに気をとられるが、デザインは昔に戻ったような。分解できないし、いじる要素が減った。

    paladin は、実は面白いかも知れない。ハンドル付きのケースとかクラムシェル用のケースがサードパーティから出たりして... という展開は無理なんだろうか? 数が出て 長期間売られればあるいは ... という気がする。もっとも内部に隠れた USB HOST コネクタがないと厳しいかもしれないが。

      追記:

      http://bbs.imp3.net/thread-10540339-1-1.html

      ここに paladin の分解写真がある。



      内部には、USB 引き出し用らしき 4pin コネクタのパターンがある。これは改造の楽しみがありそう。Bluetooth を内蔵するようなことも出来そう。ただし 12Mbps で HI-Speed ではないはずだから、Wifi などはむり。

      ただ、位置関係から、抵抗式 タッチパネルのコネクタという気もする(これも 4pin)。その場合 JZ4770 の タッチパネルインターフェイスに接続されていることに。

    そうそう、800x480 で良いから IPS 液晶が改造パーツで出ないものかとも思う。

Aurora の詳細

    ここに出ている。

    殻割写真とかもある。

    ところで、筐体の リアケース? (プラスチックの部分) は、Aurora / それ以外で違う。
    コネクタ位置も違うから Aurora のメインボードは 専用設計のようだ。

    あと、basic / legend の フロントの部分 (液晶側のケース) は 同じように見える。
    ここだけは共通化しているのか。

追記: 2012/1/18

    Aurora の価格は、Pandawill が $167.99 (13500円ぐらい)になった。赤札天国も 14,780 円 での予約特価。ここから考えると 899元 ? さて、2 月になると思われる Swordman/Legend だが、これより安いのだろうか? 書いてあるとおり JZ4770 なら安くなくては おかしい。
    Elf が Pandawill $147.99/赤札天国 12900円だから Sowrdman なら 1000円-2000円ぐらい安くならないと。 Legend は 筐体が違うしわからないが、せいぜい Aurora と同じでないと。

    ただ、すぐにでも出せそうなのに 2月になってしまうのはどういうことだろう? これだと xburst1 40nm の機種 発売までの間隔が短くなってしまう。発売を遅らせて 新CPU に切り替えだと嬉しいのだが ... 。

    /proc/cmdline を見なおしたのだが、cpu_version=jz4770v1 という指定がある。ひょっとして 40nm 版は v2 なのだろうか?

追記: 2012/3/7

    Swordman , Legend が出ない。これはもう 出ないんじゃないかと思えてきた。もうタイミングを逸しているだろうから仕切り直すに違いない。

    aurora は評判良いようで、そちらに注力? ただ、入手難みたいだし 実際に数が出ているのかどうかは、よくわからない。

    ところで、なにやら妙に安いタブレットが出てきている。

    ひとつは、LingYunXianFeng の LY-F2S

    Allwinner A10 512MB で $62(388元) 。写真を見るとコネクタが多い。USB Host もあるような感じ。

    いったいどうやったらこの価格で出せるのか? と思っていたら、インドネシアのメーカから $33 のタブレットが ... 情報元は MIPS の ニュース・リリース 。$33 というのは、販売促進のための特別価格 ということだそうだ。

    問題の CPU については、『SpeedUpレジスタードマーク Pad Iceは、1GHz周波数のMIPS-Based XBurstトレードマーク(TM) CPUを利用するIngenic社のJZ4770モバイル・アプリケーション・プロセッサを採用しています。』... ということで (壊れなければ)まともに使えるものになるかも。ちなみに、7inch マルチタッチ・スクリーン 。RAM 容量は 512 MB らしい  → 『SpeedUp Ice Pad : Specification and Price

    なんだか Paladin っぽい ... というかそのもの?

      スペックの方の写真は、カメラ付きだし、たぶん違うもの。そして、バッテリー容量 4100mAH やサイズ 176x110x13 は Paladin と同じような ...

      SpeedUp Pad Ice : Cheap Android PC Tablet こっちは最初の記事だが、写真は Paladin のように見える。

      製品ページ を見ると SpeedUp Pad と SpeedUp Pad Ice の 2 製品がある。Ice の方が Paladin 似で $33 。

    あと Ingenic 関係では、別のニュース・リリース も。

    Altair社の FourGee LTEチップ と接続するインターフェイスを追加した CPU を出すという意味らしい。たぶん 40nm のやつに採用されるのだろう。

      追記:
      LY-F2S は、pandawill で既に扱っていた。$96.99 (送料込み)。Paladin が $99.99 だから確かに Paladin より安い。Paladin にはない HDMI , USB HOST , (0.3mpixel だが)カメラが付いている。バッテリーは 3000mAH 。$62 というのは、セールかなにかの価格のような気がする。正規品だと $70 台という感じ。

2012/4/12

    novo7 の新機種がまたまた出るそうだ。

    今度は Amlogic で Tornado (8726-M3L), Mars(8726-M3), Elf2 (8726-MX DualCore)。

    Aurora は人気があったものの製造上の問題を抱えていた。仕切りなおすのはおかしくはないが .... それにしても ... これだけチップを取り替えてちゃんとメンテナンスできるものなのだろうか?

    あるいは、ソフトウェアはチップメーカまかせだからこういうことになるのだろうか?

    さて、今年は、中華タブレットも Cortex-A9 Dual Core になってくるようだ。Allwinner は、Dual core が出せなかった?

    あと、今年は、ローコストのチップも出てくる。Allwinner A13 , RK2906 , TCC9823(Cortex-A5) 。共通点は Mali-400 。特に Rockchip は、GC800 からの乗り換え。

    これ以上 800x480 7inch を出してもしかたがないように思えるし、ローコストといっても 1 ドル2ドル安いだけのような ...

    ところで、Ingenic はどうなるのだろう? 以前のニュース・リリースによると、今年の第2四半期に、LTEを搭載したバージョンのサンプル出荷、2012年下半期に量産出荷だそうだ。新チップだから 40nm の SMP ?

    2012年下半期というと 6 月〜 もうすぐではないか。もっとも 40nm にして もともとの Dual Core を SMP として使えるようにするだけだから、作るのは可能だろう。

    ただ、単なる Dual Core なら Cortex-A9 dual に性能で負けるし、GC-860 も Mali-400 に水を空けられている。消費電力あたりの性能なら結構良さそうだが ...

    mips が 正規NDKに入ったようだし、Ingenic には持ちこたえて欲しい。

追記: 2012/4/24

    Philips から Jz4770 を使った端末が出ているそうだ。

    Philips、MIPSベースのCPUを搭載したAndroid 4.0タブレットを発売

    1024x600 TFT(not IPS) の PI3800B2 が 1399元と Aurora より 高価 だが、有名メーカ製としては 格安?

    Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR というのは、嬉しい機能かも。

      追記: 2012/5/14 現在 taobao で 売られている。価格は 横ならびで 1299元。メモリは 512MB , Flash 8GB , バッテリー 4000mAH だそうだ。

    1.8 Million MIPS-powered Tablets Shipped to Date

    あとこんな記事が ... そうか ほぼ Paladin だけで 180万 台も出たのか ... これなら次はちゃんと出そうで安心した。

Ingenic その他の話題 (2012/05/14)

    ぼちぼち JZ4780 という名前が聞かれるようになった。2012/9月に 出るとのこと。上記 LTE 関係では、Q2 サンプル Q3 リリースとなっていたが、少し遅れる?

    JZ4780 の CPU は Xburst1 で JZ4770 から想像できる範囲の性能になりそう。あと、GPU は、GC1000 あたり? これも Mali 400 に差を付けられそうな気がする。総合的には、そこそこの性能に低消費電力 ということになりそう。ただ、メモリコントローラは、JZ4770 はいまいちだったから なんとかして欲しいところ。DDR3 には対応するだろうが、バンクを活用できるようなものになるのかどうか?

    心配なのは、どこがタブレットを出してくれるのか? という点。ainol でも悪くはないが、ainol は、ラインナップがすごいことになっている。他に喜んで出してくれるところがあるのだろうか? あったとしても ファームウェアとかソースコードとか ちゃんと更新してくれるのだろうか? 結構不安だったりする。
posted by すz at 12:35| Comment(6) | TrackBack(0) | android

2011年12月03日

開発環境の整備(3)

開発環境の整備とかいうタイトルにしてしまったが、Android とはほぼ関係ない。なにをやろうとしているかといえば ... Redhat Enterprise Linux 6 (RHEL6) の mipsel 版 clone を作ること。

しばらくの間、中断していたが CFW も一段落したので再開。

devkit3.tgz と それの元の mkdevkit3

    現状が良く分からなくなっているので、また整理から。

    http://nmj.sumomo.ne.jp/my-rhel6/

    ここの mipsel-devkit3.tgz と それの元の mkdevkit3.tar を新たに置いた。

    今までは元の環境を壊さないようにしていたが、実は libtool など具合が悪いものがある。もう面倒なので、元の環境を上書きするのを前提にした。

    具体的にインストールの仕方を書くと

    • mindev10bin2.iso の中にある mindevel10.tgz を chroot 環境として展開 (tar -zxvpf )
    • i686 パッケージを アンインストール
    • usr/include を 削除するか usr/include-x86_64 などに rename (必須)
    • mipsel-devkit3.tgz をそこに上書き展開。
    • startup.sh で qemu-mipsel を動作させるようにする (起動して1回のみ)
    • /etc/ld.conf.d のファイルを lib64 → lib に修正 して ldconfig (とりあえず)

    この操作で rpmbuild --target mipsel とすることで、ビルドが出来るようになる。

    mkdevkit3.tar には、SRPM や 作った RPM を置いてある。mipsel-devkit3.tgz は ほぼ作った RPM を 元にしている。( gcc も無理やり ビルドして RPM 化した。)

  • 状況は前記事とあまり変わらない。ここから再スタート。

    perl は、config.sh に cppsyms='NO_ASM'=1' なんていう変なのが入っていた。

    初期に gcrypt だったか .. の make でうまくいかないので、/usr/rpm/macros とかに -DNO_ASM を 無理やり入れていた。これが回りまわってこうなったようだ。

      /usr/rpm/macros とかの -DNO_ASM を off にしても同じ現象 -- で 調べると いろいろ伝播している。とりあえず mysql と tcl と icu あたり。あと python と uuid も。

    config.sh を書き換えて make すると最後まで行った。

    あと、地道にビルドしていったら、nspr , nss がビルドできるようになっていた。
    そうなるとついに openldap がビルドできるようになる。

mipsel-devkit4.tgz と それの元の mkdevkit4.tar

    devkit3 の発展形態。作った rpm は 806個 になった。ようやく全体の 1/2 を超えた。

    ついに openldap がビルドできた。これでいろんなものがビルドできるようになって、かなり進んだ。

    mesa はまだ。perl はビルドできたが微妙な状態。x86_64 版とちゃんぽんになっているのがいけないのかも。

    そして ... rpm コマンド が作れた。ここがひとつのマイルストーン。実機で chroot できる環境を作ることができる。次の devkit はセルフベースで、cc1/cc1plus のみクロスに出来るものを目指す。

    ちなみに、openssh-server はできているので 実機では ssh でログインできるものになるはず。ストレージは microSD しかない。相当に遅そうだが novo7 basic ならなんとか。

    もうちょっと詳しくかいておこう。

      x86_64 用に作った rpm の総数は、1500 個ぐらい。だがこれには、カーネルや 立ち上げに必要な ものがふくまれている。chroot してビルドするのに必要なものはもっと少ない。

      次目指すのは、microSD に ext4 パーティションを作って そこに展開した tarball を 使って セルフの環境で 自分自身をビルドできる環境。microSD の I/O 性能や 使えるメモリの量の点で novo7 basic を使うことを想定。

      で、qemu-mipsel と gcc の cc1/cc1plus などをパックしたものも用意して、この上に 展開することで、Linux x86_64 での chroot 環境でも使えるものにする。 devkit4 までは、x86_64 環境に上書きしていたが、これが逆になる。

      セルフの環境用の microSD は、vfat 領域を減らして ext4 と swap パーティションを追加したものになると思う。最初は adb で入って

    • ext4 を mount

    • swapon

    • chroot した上で sshd を起動。

      ここまで済んだら

    • 外部のマシンから ssh を使って ログイン。

      という手順になると思う。

次の作業

    次は、作った rpm を rpm コマンドで インストールしようとして エラーを見る。

    # mkdir newroot
    # rpm -r `pwd`/newroot --initdb
    # rpm -r `pwd`/newroot -Uvh *.rpm

    こんな感じ。で、rpm がないというエラーが出る。このエラーを減らすように rpm を追加していく。
    現状で足りないのは、

      kernel-headers
      kernel
      pcsc-ifd-handler (needed by pcsc-lite-1.5.2-6.el6suz1.mipsel)
      sane-backends-libs-gphoto2 (needed by sane-backends-devel)
      phonon-backend (needed by qt-x11)
      mesa-dri-drivers (needed by mesa-libGL)
      setools-libs-python ( needed by policycoreutils-python)
      text-www-browser (needed by docbook-utils )

    これぐらいまで減ってきた。qt, mesa は強引にビルドしてこうなっている。ちなみに、text-www-browser は、w3m のことで core-dump するので ビルドできていない。

    kernel は無論ビルドできない。

    他にもビルドできていないものがあって、avahi と cups 。数は少なくなったが、結構難物ばかり残っている。

    で、これらをビルドして kernel など無理なもの のみになれば、--nodeps で 無理やりインストールして tarball を作る。これで、ようやく self ベースに切り替えられる。

    その後は、... java 関係。java 関係が一番の難物で不安を感じている。

    ちょっとビルドについてのメモ
  • perl

    perl は、noarch パッケージは基本ビルドしないことに。mipsel パッケージは 全部ビルド。

  • cups

    ./genstrings > sample.c

    で core-dump 。これがクリアできていない。

  • avahi

    checking for python module gtk... no
    configure: error: Could not find Python module gtk

    これの原因は、

    checking for python module gtk... no
    configure: error: Could not find Python module gtk

    ということらしいのだが...
  • w3m

    mktables だったかで code-dump 。たぶん gd が原因。

  • setools

    lib64 を読もうとしてエラー。

  • 掃除

    最初 そのままではビルドできないものを多々あったが、いくつか ビルドしなおして正規のものに置き換えた

      cracklib
      gmp
      libSM
      libxcb
      sane-backends
      unixODBC
      uuid
      nss-softokn
      gstreamer-plugins-base (libtheora )
      nfs-utils

    まだ残っているが、まぁぼちぼち。

mipsel-devroot6.tgz と mipsel-devkit5.tgz と それの元の mkdevkit6.tar (整理中: (仮))

    avahi も cups も devel パッケージを作りたいだけなので、ごまかした。

    で、これを元にとにかく self 版を作ってみたのが、devroot6 。
    devkit5 は、同じ rpm を元に x86_64環境に上書きする従来の発展版。

    devroot6 は、689 個のパッケージをインストールしたもので、直接 chroot 可能なようにしている。実機でも chroot 可能なはずだが未確認。サイズは 400MB弱で まだまだ小さい。

    一応はできたのだが ... 結構動作があやしい。なので、作る予定がなかった devkit も作ることにした。

    mkdevkit6.tar は、すべての元で作った rpm ( 全部で 1013 ) 個が置いてある。サイズも 1.2GB と巨大になってしまった。半分は SRPMS で もう使わないものも置いていたりするので大きくなっている。

    今後は、作ったこれを動かしてみるつもり。あと、これほどのサイズのものを頻繁に置き換えるのは無理があるので 当面これを手直しして使う。次に置くのは最終形態にするつもりで、いつになるか分からない。

ちょっと実機で試す

    32G の microSD にパーティションを3つ作成し、ext4 で mkfs して mipsel-devroot6.tgz を展開

    adb で mount して chroot できた。

    bash-4.1# ifconfig -a
    ifconfig -a
    lo Link encap:Local Loopback
    inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0
    UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 Metric:1
    RX packets:16 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
    TX packets:16 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
    collisions:0 txqueuelen:0
    RX bytes:1376 (1.3 KiB) TX bytes:1376 (1.3 KiB)

    wlan0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:E0:4C:14:E3:67
    inet addr:192.168.0.3 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0
    UP BROADCAST MULTICAST MTU:1500 Metric:1
    RX packets:42 errors:0 dropped:305 overruns:0 frame:0
    TX packets:50 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
    collisions:0 txqueuelen:1000
    RX bytes:24804 (24.2 KiB) TX bytes:7971 (7.7 KiB)

    ビルド用 しかインストールしていないので、openssh も入れてなかった。

    bash-4.1# rpm -Uvh init*

    error: Failed dependencies:
    /etc/oracle-release is needed by initscripts-9.03.23-1.0.1.el6.mipsel
    bash-4.1# rpm -Uvh init* --nodeps

    Preparing... ########################################### [100%]
    1:initscripts ########################################### [100%]

    bash-4.1# rpm -Uvh openssh-5* openssh-server*

    Preparing... ########################################### [100%]
    1:openssh ########################################### [ 50%]
    2:openssh-server ########################################### [100%]
    bash-4.1#
    bash-4.1# ls /etc/init.d

    avahi-daemon iptables netfs pcscd rpcidmapd snmpd
    functions killall network quota_nld rpcsvcgssd snmptrapd
    gpm lvm2-monitor nfs rdisc sandbox sshd
    halt messagebus nfslock restorecond saslauthd udev-post
    httpd netconsole openct rpcgssd single uuidd
    bash-4.1# /etc/init.d/sshd start

    cat: /proc/sys/crypto/fips_enabled: No such file or directory
    /etc/init.d/sshd: line 50: [: too many arguments
    Generating SSH2 RSA host key: /etc/init.d/sshd: line 69: 890 Segmentation fault $KEYGEN -q -t rsa -f $RSA_KEY -C '' -N '' &>/dev/null
    [FAILED]
    bash-4.1#

    rpm は入ったけれど、なんかダメみたいだ。... telnet はどうだろう。

    bash-4.1# rpm -Uvh telnet-server*

    error: Failed dependencies:
    xinetd is needed by telnet-server-1:0.17-46.el6.mipsel
    bash-4.1# ls xinetd*
    ls xinetd*
    ls: cannot access xinetd*: No such file or directory
    bash-4.1#

    だめだった。

    ちょっとビルドのテスト

    bash-4.1# su - root

    -bash-4.1# rpmbuild --rebuild mingetty*

    Installing mingetty-1.08-4.1.el6.src.rpm
        :
    + rm -rf /root/rpmbuild/BUILDROOT/mingetty-1.08-4.1.el6.mipsel
    + exit 0
    Executing(--clean): /bin/sh -e /var/tmp/rpm-tmp.p2pk4u
    + umask 022
    + cd /root/rpmbuild/BUILD
    + rm -rf mingetty-1.08
    + exit 0

    -bash-4.1# rpm -Uvh /root/rpmbuild/RPMS/mipsel/mingetty-1* --force
    rpm -Uvh /root/rpmbuild/RPMS/mipsel/mingetty-1* --force
    Preparing... ########################################### [100%]
    1:mingetty ########################################### [100%]
    -bash-4.1#

    いちおう OK 。( su - しているのは、adb から chroot しただけでは、HOME とか最低限度の環境すらないため。)

    ちょっと使ってみたわけだが、Ronzi A3 は microSD の I/O が遅くてレスポンスが悪い。あと adb で作業するのは辛い。やはり最低限の作業環境は最初から入れときたい。

    それはともかく、ついに実機で動かすところまで来た。

    現在の不具合:

      redhat-rpm-config を入れると、self 版では rpm を生成する最後のところで エラーになる。

      INTERNAL ERROR 521 (0.152-Dec 5 2011): cannot read data from file

      elfutils の eu-strip を動かすようになって、それが動かないということらしい。

      ちなみに redhat-rpm-config を入れないと %dist が 入らないので 違うファイル名の rpm が出来てしまう。

      で、x86_64 の環境だと native の eu-strip を使っているはずで、それなら問題ないようだ

      なかなか嫌らしい問題っぽいが、とりあえず rpm -e redhat-rpm-config として、/usr/lib/rpm/macros に
      %dist .el6
      を入れておくことにしよう。

      それ以外に アーキテクチャが対応していないという理由で全然ビルドできないものがいくつかある。

      corosync libatomic_ops openais valgrind fakechroot

      このあたり。( + libgcrypt )

    いろいろ問題があるのだが、作ろうとしていたものは、開発のベース。すなわちこのような問題に直面して、それを直していけるようなもの。そういう意味では あと一息。

    追記:

    # passwd
    Error - unable to connect to audit system

    詳細な原因はわからないが、passwd などが動かないようだ。どうもそのせいで mipsel-devroot6.tgz の作成に失敗している。%pre で groupadd などをしているパッケージがあり、これらは エラーになる。

    ちょっとインチキだが、audit なしでビルドした shadow-utils と passwd を置き換えたら

    /usr/sbin/build-locale-archive: cannot read data from locale archive: Cannot allocate memory
    warning: %post(glibc-common-2.12-1.25.el6suz3.mipsel) scriptlet failed,
    warning: %post(gtk-doc-1.11-5.1.el6.noarch) scriptlet failed, exit status 139

    エラーはこの 2 にまで減った。直せていないが %post なので パッケージが入らないというわけではない。

    ちょっとまずそうなので、作りなおして置き換えることにしよう。


    ビルドできない rpm について
  • fakechroot

      x86_64 以外ではビルドできない。これを必要としているのは、rpm コマンドのビルドで、しかも check する場合のみ。--without check を付ければ良さそう。

  • libatomic_ops

    pulseaudio , gc で必要とされている。

    ググると gentoo には 、libatomic_ops-1.2-mips.patch があるようだ。 で、この libatomic_ops は、gc-7.1 に含まれるもの。gc は無理やりビルドできるが、libatomc_ops がないので実行できなかったようだ。(w3mが ビルドできなかった理由?)

  • pulseaudio

    SDL で必要。.. だが SDL 側で off にできそう。

    あと、先の話だが、java-1.6.0-openjdk 。ただし、これも off にできそう。

  • corosync

    openais で必要。

  • openais

    lvm2 と cluster で必要。 cluster は、lvm2 で必要。

    要するに lvm2 側でなんとかすれば、corosync も openais , cluster は不要。

      lvm2 見てみたら、enable_cluster のときだけ必要で、それが 1 になるのは x86 系だけだった。要するに最初から不要

  • valgrind

    curl , gdb , libmthca libtasn1 , python で必要とされている。

    が 、いくつかの architecture では 必要ないことになっている。

    パッチは見つけた (r11845_mips.tar.bz2)が、最新でも まともにサポートされていないようだ。


      が、libtasn1 は x86 と ppc のみ必要。libmthca は libibverbs-driver のことで librdmam , libnes , corosync あたりが関係ある。





    qemu: Unsupported syscall: 4204

    ls でこんなメッセージが出るようになった。4204 というのは、capget のことで、qemu (1.0)では、

    case TARGET_NR_capget:
    goto unimplemented;
    case TARGET_NR_capset:
    goto unimplemented;

    こんなふうになっている。

    あと、qemu の環境で rpm でパッケージをインストールすると

    File size limit exceeded

    というメッセージが出て 1 つめで終わってしまう。SIGXFSZ を受けている?

    df が表示されない。

    /etc/mtab にそれらしいのを入れれば OK っぽい。
posted by すz at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Jz47xx(Linux)