2010年11月29日

T555を分解した

T552 は分解写真が既にあるので、T555 だけ分解してみることにした。

気になるのは、まず メモリの容量と bit幅。サイズから見て 16bit x 2 は載せていないと思える。Jz4755 であることは既に確信しているので 気になる点ではない。


裏蓋 :

ツメの位置が 重要なので記録

下側中央から 裏蓋を 押し込んで はずしていく。電源スイッチ側に向けて はずしていって、次は 上側(ボタンがあるほう) 。ある程度浮いたら ボタンを取ってしまう。(壊れやすそうなので)。
コネクタ側 は最後にして ひっぱって裏蓋を取る。

バッテリー:

バッテリーは薄型 幅 42mm 長さ 60mm 厚さ 2mm + ぐらい。
P304259 KYJA11/3.7V と読めるが容量はわからない。

(写真は、基板に貼っていたバッテリーを剥がして、裏蓋側につけなおしたもの。)

バッテリーをはがすと 基板が見えるのだが ... 両面テープを慎重にはがさないと
いけない。水晶に気をつける。

(メモ) 裏蓋側につけなおす場合は、位置を間違えないことが重要だが、バッテリーに ツメの後が少し残っているので 注意すれば問題ない。

あと、組み上げる場合、電源スイッチ と スライダー(?) の 位置を合わせておく必要があるので注意。



(写真撮っていたら、バッテリーの接続部が断線した。写真は切れる前だが、だいぶ傷んでいるのは見てとれる。)

基板には、

    ProjectXA-S3040
    Date: 10/01/09
    Ver.AD-

の印刷。例によって ChipRise 製だ。

基板は 4 ヶ所ネジ留めされている。表面には 液晶があるだけだろうから 今回は取り出さない。

ざっと主要パーツの刻印を読み取ってみる。

  • CPU : JZ4755
  • メモリ: 16bit W9825G6EH-75 x1 (32MB)
  • NAND FLASH : 29F32G08CBAAA
  • FM モジュール: RDA 5807P


つぎは、いつもチェックしているパーツ

  • カップリングコンデンサ: 100 6M -- 100uF ?
  • SOT23-5/6 の IC

    5pin A2IK x 3
    5pin LT45-A (or LTA5-A ?) + コイル

  • コイル付きは、たぶん 1.8V core 電圧用 。
  • A2IK は、XC6219 互換の G9091 ? -- LOD で 最大 300mA もれ電流 65uA 。なぜこんなに沢山使っているのだろうか?

メモリは 32bit ではなく 16bit のようだ(一応裏面にもう1つがある可能性はある)。 想定内ではある。32MB なのは 嬉しい点で メモリを付け替えなくとも あるレベルまでは使える。

回路的にどうなのかは、調べていかないといけないが、Jz4725B と違って ピンがあまるはずだから すなおな設計になっている と 期待したい。

電子工作への応用 .. という点では ボタンが横ならびで 変なところに付いていないし、LCD が飛び出さないし、良さそうな感じではある。

全体的に、A-33 よりはるかに良い感じで気に入った。が、もう作っていないらしいのが残念。

あといくつか写真を載せておく。-- ぜんぶイマイチ。パーツを調べる段階になったらもう一度撮りなおさないと。



USBBOOT してみる



例によって M(Menu) ボタンが USBBOOT 。電源スイッチを OFF にした状態で これを押しながら USB に接続すると JZ4750 と認識される。

まず、USBBOOT の cfg ファイル。... とりあえず a41 の 32M 版と同じでよいような気がする。

で、boot コマンドを入力すると ... stage1 すら全然動かない。

stage1 の ソースを見ると Jz4725B なら 16bit RAM そうでないなら 32bit RAM というコードになっていた。RAM の設定が違えば動かないのは当然ではある。

で、よくわからないので 無理やり Jz4725B と同じにしたら ... やっぱり動かない。

    オリジナルの board_4750.cを見ると、Jz4725B , Jz4750 以外に Jz4755 のコードも入っている。そういえば Jz4725B のコードだけ 取り込んだのだった。

    で Jz4755 のコードは SDRAM 32bit 前提になっている。だから取り込んでも T555 では動かない。どうしたらよいか 検討しなくては。

    -- Jz4755 では 水晶が 24 MHz だったのが原因 だった。config を書き換えたら OK 。 これが違えば USB で通信できない。

    -- 次に NAND FLASH が見えないとかの問題が起きた。

    なんとか動くようにした。

  • usbboot-wk19.tar.gz

    FLASH は、A-33 と同じ。

    usbboot :> nquery 0 0
    CPU data: Boot4750
    ID of No.0 device No.0 flash:
    Vendor ID :0x2c
    Product ID :0xd7
    Chip ID :0x94
    Page ID :0x3e
    Plane ID :0x84
    Operation status: Success!

    GPIO はさっぱり。

    BOOT_SEL は、BOOT_SEL1 (PC31) と PE25 / ADIN1 の組み合わせ。PC30 / PE25 は M(MENU) ボタンを押しても変化せず 共に H 。それで切り分けられる条件は、ADIN1 > 381 で NAND FLASH そうでなければ USBBOOT@24MHz 。 -- ADC が読めないと ボタンの状態が分からないらしい。

posted by すz at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | Jz47xx(機種解析)

2010年11月27日

taobaoでT552/T555購入

Jz4755を採用した中華PMPを ついに入手できた。


(T555)

(T552)

買った T552/T555 自体については、『Jz4755(T552とか)』の記事を参照してもらうことにして、まずはコストとか入手に関することをメモ。

まえに SmartQ5 を購入したとき利用した 代行業者 ジャスティンに今回も頼むことにした。前回は、よくわからない状態で適当に選んだ。レートとかも実はわかってなかった。今回は他の業者も試してみようとちょっと調べてみたのだが、結局今回も頼むことになった。

  • 元→円のレートは、いまだと 12.5 円ぐらい。にも関わらず 16円とかの固定レートを採用している業者がある。手数料 5% とか言ったところで レートの差分が 28% もある。トータルの支払い金額が重要で要素のひとつにすぎないのだが、この不透明な感じが嫌で、そういう業者は避けることにした。
  • 手数料 10% で YAHOOファイナンスの 1.5 円増しといった業者もあった。これだと +12% 。上記より不透明さがなくここにしたいと思ったのだが、最近の取引がキャパシティを超えていて『ご新規さんお断り』状態だったので無理だった。
  • ジャスティンの場合は、YAHOOファイナンスのレートより僅かに高いだけなのだが、手数料がなんだかんだで細かく付く。単価の安いものを沢山買ったり、複数のショップで買う場合はかえって高く付く傾向。今回は1つのショップから あまり安くないものを買うので レートに上乗せしないここで買うことにした。

買ったものは、T552 と T555 x3 。T555を沢山買い込んだのは、開発用にしようと思ったため。いくつか壊すことになりそうなので 数がいる。T552 は まずは実用として使ってみるつもり。

購入記録

  • 2010/11/01 見積もり依頼。同日見積もり結果

    T552 265 元
    T555 180 元 x 3

    中国国内基本送料:30元(超過の場合は国際送料で精算)
    手数料:130元+追加3品目×20元=190元
    合計:1025元=12,610円(レート12.3)

    説明にある通りの請求額。

  • 2010/11/13 - 2010/11/15

    T555 について希望した色がなく、しかも生産終了で入荷の見込みがないとの連絡があり、色変更。あと、T555の後継は T556/T557 だそうだ。

      色は、粉色 / 酒色 / 白 の各色 1 つづつにしたのだが、白がなく 酒色 x 2 になった。ちなみに 粉色は 白っぽい桃色で、酒色は ぶどう色。

      T555の後継は T556/T557 というのは、たぶん違う。T556/T557 の方が古いはず。-- たとえば ここに Mahdi のファームウェアがあるのだが、T555 がない。... その後作ったのでは? と思えるが 、入荷の見込みがないのも事実だろう。


      (T556)

      (T557)

      T556 は、液晶面に ボタンが 3 つある。-- 他の目的に使ったりするには、あまり嬉しくない特徴。T557 は、全部 上にあるが、数が減っていて 5 個。


  • 2010/11/24

    発送の連絡と 2 回目の支払い

    国内送料超過分:10元=120円(レート12.3)
    航空書留:153.8元(重量:1900g)
    検品手数料:25元 (これは自分でオプションを付けた)
    合計:178.8元=2,270円(レート12.7)

    請求額:2,390円 (トータル 15000円 + 振込み手数料 x2)

    日本郵便の トラッキング:
     11月19日 引受
     11月25日 到着
     11月26日 受け取り

    期間は随分かかってしまった。欠品になってやりとりがあったから止むを得ない所がある。
    価格は? 最初のところより安いとは思うのだが、1000円-2000円も違わないはず。
    国際送料が思ったより高かったが、箱が無駄にでかかった。

      で安いのか?.. というと 180元の T555 が 3500円。265元の T552 が 5000円といったところ。
      まとめ書いしたからこの値段だが、1 個単位なら +1000円 ぐらいの上乗せ?

      中国国内なら 805元 +送料 40元で買えたわけだ。レートが 12.5 円なら 総額 10500 円。4500 円分が 手数料と国際送料。ものにもよるが、taobao で買うなら これぐらい割増になると覚悟しなければならないようだ。

      あと taobao で、20元とかの電子部品を多数買いたいのだが、ジャスティンでは難しい。頃合いをみて別のところで頼んでみようかと思っている。

    Jz4755 のマシン自体 ほかのところで見つけられなかったのだから、これぐらいで買えて満足ではある。

T555について


さて、J4755 の実力はどんなものなのだろう? そして、T555 は本当に Jz4755 なのだろうか?

まず T555 。イヤホンには TV-OUT とちゃんと書いてある。ボタンの数は、6 つで 数は A-33 と同じ。電源スイッチはスライドスイッチで、いままで見てきた Jz4725B の PMP と同じ。

サイズは、A-33 より 2-3mm 厚く、ボタンがない分、縦がコンパクト。デザインは悪くない。A-33 のような 安っぽい感じはあまりない。

電源を入れてみても、一見しただけでは A-33 と 区別がつかない。使うつもりがない 英語ー中国語辞書がついていて、A-33 にはない FM ラジオが付いているのはすぐわかるが 意味もあまりない。

さて、Jz4755 を実感するために ビデオを見てみる。一応 1080p / 720p / 360p の mp4 (H.264) と 240p の flv (H.264) が用意できたので見てみると..

1080p / 720p は、対応していないフォーマットだと言われて見られなかった。H.264 の 360p や 240p の flv はまったく問題ない。Jz4725B では、低解像度 Xvid でも引っかかりのような挙動があったのだが、それもほとんど感じられない。あと 動画を再生するまで待たせられる時間が短いかんじ。

まちがいなく Jz4755 だ。それは良いが、720p の H.264 は無理なのが残念。480p ならあるいは見られるのかも知れないが持ってない。

バッテリーは、3 時間で 目盛り 1/2 ぐらい。Jz4725B と比べれば Jz4755 は dual core で最大消費電力が大きい ので心配していたが、処理あたりの 消費電力はさほど違わないのかも知れない。

    Jz4725B だと、240p の flv で音ズレが起きていた。ソフトの出来が悪いせいかも知れないと思っていたのだが、動画なら 2 倍速いはずの Jz4755 でこれなら チップの実力なのだろう。

    沢山買った T555 だが、本格的にソフトを作るつもりはまだない。jz4725B のカタが付いてからにしようと思う。それまでは、USBBOOT を動かしてみるとか、Jz4725B との (レジスタの)違いを見てみるとか その程度。

T552 について


つぎに、T552 。

これは、事前にだいぶチェックしているので デザインに関して意外なところはあまりないのだが、前面が湾曲している。あと思ったより縁が広くその分筐体が大きい。

ボタンはやはり 6 つ。電源スイッチもスライド式。

電源を入れてみる。T555 と基本同じ機能(FM ラジオは付いていない)。

問題は動画の機能だが、見れる 動画は T555 と同じだった。見れるものは、T555 と同じく問題ない。
あと、フィルタ機能はないはずで、低解像度の動画でアラが目立つ心配があったが、480x272 程度では 関係ないようで、思ったより良いかんじ。

画面は 3.0 inch の T555 と比べると随分大きく感じる。これ以上大きいと携帯性に難がでるし、4.3 inch (か 縁が狭い 5 inch )が丁度良いのかも知れない。
液晶は横液晶。上下の視野角は狭いが 左右は(多少)広く 縦液晶の T555 より見やすい。

    縁が広い 4.3 inch だが、デメリットとは思っていない。なぜなら最後には改造するつもりだから。余裕があるほうが嬉しい。大き過ぎるのは困るが許容範囲内だと思う。

液晶の画質については、好みがあるのであまりコメントしない。400x240 になれているせいか、480x272 でも 十分な感じがする。左右の視野角も十分とはいえないが別に困るほどではなさそう。

実用として使うなら バッテリーの持ちは重要だが、まだよくわからない。

    一時間で目盛り 1/2 になってしまった。液晶の消費電力が大きいのか、あるいは .. バッテリーが弱ってたりするのかも。

ところで、ボタンの配置は 横一列で T555 と同じなのだが、機能の割り当てが逆。混同してしまってとても困る。MENU ボタンと PAUSE ボタンは チップの機能に結びついている (MENU: USBBOOT / PAUSE: ソフト電源) ソフトで変更できる種類のものではない。こういうのにポリシーがないのはどうかと思う。
posted by すz at 00:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記